英語民間試験見送り

英語民間試験が延期に!

2021年から始まる大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入が延期されることになりました。

新聞記事によると、「活用中止も選択肢に」と書かれてありますので、今後どのような取り扱いになるかは分かりませんが、「もともと対象だった現在の高2は民間試験を課されず、中1が受験生となる2024年度をめどに新制度導入を検討する」とのことです。

これについて、様々な記事を見ましたが、現在の高2だけでなく現在の高3の受験にも影響を与えそうで、大学受験生は大変な思いをしていることでしょう。

英語教育に関して自分はどう考えているか?

高校受験や大学受験を考える上では英語を得意教科にした方が有利なのは間違いないのですが、最近の風潮のように、義務教育ですべての子供に高いレベルの英語力を求めるような考え方にはあまり賛成できません。

また、大学受験生すべてに英語の民間試験を受けさせるというのもいろいろ無理があるような気がします。

どういう仕事につくか、あるいは大学で何を勉強するかといったことで、英語がどれだけ必要になるかは変わってきます。

また、英語に対してどれだけ真剣に向き合って勉強ができるかといったことも、生徒さんによってかなり差があるはずです。

英語ばかりを重視して、他教科がおろそかになるのは本末転倒ですよね。

インターネットに面白い記事がありました。

下の記事に載っている「日本人の9割に英語はいらない」という本は、私も出版されたときに読みましたが、非常に納得できる内容でした。

9割の日本人に英語は不要 成毛眞氏インタビュー
マイクロソフト日本法人で社長を務め、『日本人の9割に英語はいらない』(祥伝社黄金文庫)を執筆した成毛眞氏に、日本人ビジネスマンと英語の向き合い方について考えを聞いた。

とはいえ英語民間試験は避けて通れない?

英語民間試験の導入見送りが決まった11月1日に学習塾向けの大学入試制度の説明会があったので参加したのですが、それによると「大学入学共通テストへの導入が延期されたとしても、私立大学の入試にどんどん使われるから、英語民間試験は避けて通れない」といった話を聞きました。

特に首都圏の私立大学を志望する生徒さんは、最新の動向をよくチェックしておかなければいけません。

大学入試の時に困らないように、早めに志望校を決めて自分の受験する大学で英語民間試験がどのように活用されるのかを知ったうえで、準備を進めていきましょう。

最後に

今日は土曜日でしたが、来週の日曜日に英検の2次試験がありますので、面接の練習を希望している生徒さんに塾に来てもらい、模擬面接を行いました。

中学のときから英検を受験して、英語学習に対して意識を高めておけば、高校生になってからの進路の幅が広がると信じています。

英検の2次試験がある生徒さんは、あと1週間頑張って勉強を続けましょう!

タイトルとURLをコピーしました