高校入試説明会を開催しました
今日は午後から中3クラスの保護者の皆様を対象に高校入試説明会を開催しました。
お忙しい中、ご出席いただきましてありがとうございます。
高校入試が終わってからまだ1か月も経っていませんが、毎年この時期に高校入試説明会を開催しているのは、理由があります。
まだ中学校の新学期も始まっていない今の時点で、保護者の皆様の意識を高めていただいて、1学期を有意義に過ごしていただきたいと考えています。
まずはこの4月中にご家庭で志望校を決めていただくことが大切です。
志望校が決まれば、通知表の成績をどれだけ上げなければいけないかが決まりますので、目標が明確になるのです。
1学期は通知表の成績を上げることに100%注力していただきたいと思います。
去年の中3クラスの結果を踏まえて
説明会の中では、毎年必ず去年の中3クラスの高校入試の結果についても説明するようにしています。
これは、当塾で勉強を続けた生徒さんが、どれくらいの成績を取り、どのような学校に合格したのかをつかんでいただくためです。
今年は第一志望の高校に合格できなかった生徒さんもいますが、それも含めて包み隠さずお話しするようにしています。
通知表を上げておくことがどれだけ大切か、日々の通常授業を真剣に受けることがどれだけ大切か、といったことをお話ししました。
自立についての話も・・・
説明会の最後にちょっとだけ時間をとって、「生徒さんが勉強の面で自立すること」についても話をしました。
平成28年の愛知県公立高校入試の国語の問題の中で以下のような文章がありました。
「自立するとは、むしろ依存先を増やすことなのだ」
これだけ読んでも意味がつかめないかもしれませんが、出題された文章全体を読んだうえで、この文を読むと、中学生に対するメッセージのようにも思えます。また、中学生の子供を持つ保護者の皆様に対するメッセージにもなると思うのです。
「自立する」ということは、自分の中だけで解決することにこだわらなくてもいいのです。
中学生ならば、自分の力だけで勉強を完結することにこだわらなくてもいいのです。
ただ、もしお父さんやお母さんに依存して勉強を続けているようだと、高校に入ってから困ることになるでしょう。
「依存先を増やす」ということは、親だけに頼るのではなく塾の先生や学校の先生の力も利用していいのだということです。
説明会の中でもお話ししましたが、勉強の得意なお父さん・お母さんであれば、中学の勉強を教えることは難しくないはずです。でもそれを続けてしまうのは賢明なことではありません。
生徒さんの立場に立って考えた場合でも、お父さんやお母さんに勉強を教えてもらうのは気が楽でしょう。でも、それを続けて目上の他人とやり取りする機会を逃してしまうのは非常にもったいないと考えます。
賢明な親であれば、自分が勉強を教えられる状況であっても、適切な時期に自分の子供の教育を他人に委ねるようにしていかなければいけないと思うのです。
私自身は、その適切な時期が中学を卒業するまでだと考えていますので、当塾に通う生徒さんには早く親から「自立して」、必要があれば塾の先生や学校の先生などを利用して勉強ができるようになってほしいと思います。
高校に進学した後のことも見据えると、親から「自立して」勉強ができるようになることは非常に大切なことだと考えています。