考える時間

12月は2学期までの復習をしています!

今日は中2クラスの授業がありました。

数学の授業では、連立方程式について学習しましたが、時間が少し余ったので次回の授業で勉強する予定の問題に取り組んでもらいました。
連立方程式の文章題は、生徒さんが思考力を高めるために必要な要素がいろいろあると思うのですが、生徒さんの勉強の様子を見ているとそれがよく分かります。

まず、方程式を作るために何をX、Yとおくのかをしっかり決めたうえで、文章に書かれてある条件を数式にできるかどうかが大切です。最初のうちは文章の意味が理解できなかったり、正しい数式にすることができなかったりするかもしれませんが、それでも文章をじっくり読んで自分なりに式を書いてみる試行錯誤を繰り返すことが大切です。

授業の中で先生の説明を聞きながら数式の意味を理解するのは簡単なことなのですが、それで理解したつもりになっても実際には自分の力で解けるようにはなっていません。

与えられた文字情報だけで自分の力で方程式を作りその答えを出すためには、やはり自分で考える時間をしっかりとらなければなりません。

方程式を作った段階でその方程式が正しいのかどうかを確認するために解答を見るのはおかしなことではありません。正しい方程式が書けていないのにその後の計算をしても意味がありませんから、生徒さんが必要な時にこまめに解答を確認するのは本当は望ましいことなのです。

そういったことを考えると、塾で授業を聞くことも大切なのですが、やはり自宅でどれだけ自分の力で勉強する時間を増やしていくのかがとても大事なことなのだと思います。

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