国語の難しさ

このブログでも何度か書いていますが、5教科の中で一番大事な教科は国語です。そして、問題ごとに論理の基準を変えなければならないという点で、最も難しいのが国語と言えます。

英語や数学はどの問題を解くにも普遍的な論理を使うことができますので、問題ごとに論理の基準を変える必要がほとんどありません。しかし、国語は与えられる文章がもともと国語の問題を作る目的で書かれたものではないので、論理に裁量の余地が生まれます。言い換えると、国語の解答には不正解に近い正解や正解に近い不正解が存在するので、スパッと正解を選べる場合ばかりではなく、他の選択肢がより悪い要素を含むので、結果として残った選択肢を正解として選ぶという方法を学ぶ必要があります。

しかもこのことを理解するためには、ある程度の国文法の知識と語彙力、それに日本語の常識が必要となります。逆に言えば、それらが一定水準に達していない人には、なぜその解答が正解となるのかが理解できないのです。

高校入試レベルの国語の問題であれば、最低限の国語力と問題を解くテクニックがあれば十分対処できますが、その先の勉強をするためにはより深い思考力が必要になってきます。物事をより深く考えるためには、それ相応の国語力が必要になることを覚えておいてください。

そのためには、とにかく本を読み、わからない言葉が出てきたらそのつど調べる習慣をつけましょう。

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