危機感を感じているか

今日読んでいた本に、「どんなことでも、危機感は有効な示唆を与えてくれる」という一文がありました。この本で書かれていたトピックとはちょっと違うのですが、塾に来ている生徒さんにも考えてほしいことだと思いました。

まだ中学生や高校生くらいだと、自分が怠けていると将来どうなってしまうかということが現実的に考えられないのかもしれません。今は、自分が勉強をしなくても家に帰ればご飯は食べられるし、日常生活に支障をきたすことはありません。成績が下がってあわてているのはお父さんやお母さんの方で、当の本人は全く危機感を感じていない・・・

子供が自分の将来に危機感を感じないのは、もちろん本人の責任もあるでしょうが、親がそういう状況を作っているからかもしれません。親が何でも世話をしていると子供は、「自分が何もしなくても何とかなるんだ」という間違った考えを持ってしまうのかもしれません。

私の場合は本当に親が何もしてくれなかったので、「自分で全部やらないといけない」という状況に追い込まれていました。あの頃は、「自分で情報を集めて、自分で考えて、自分で決断していかないととんでもないことになる」という危機感を感じていました。

中学生や高校生の皆さんには、「今のままだったら自分はどうなってしまうんだろう?」ということを考えて、少しでも危機感を感じてほしいと思います。もし子供がそういう危機感を感じないようであれば、親としての接し方を考え直さないといけないのかもしれません。

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