ルールは必要

先日あるクラスの生徒さんの保護者の方から欠席の連絡があったとき、昔あった出来事を思い出しました。

その出来事とは、一人の生徒さんの保護者から「部活動で遅くなるので今日は塾を休みます」という連絡があったのですが、同じ部活動に所属している生徒さんが4人全員塾を休んだことでした。

「同じ部活動なのだから一人が休めば、全員休むだろう」と想像するのは難しくないのですが、実際にはいろいろなケースがあります。部活動の大会があって、ある生徒さんはその大会に出るのにほかの生徒さんで大会に出ない場合などがあるでしょう。

また同じ部活動でも、テストが近い・あるいは塾の授業を優先する、といった理由で塾を休まない生徒さんがいる場合があるのです。

ですから、当塾では基本的には塾を休む場合には、それぞれの保護者の皆様に欠席の連絡をお願いしています。(学校の行事予定表などで明らかに休むことが確認できるなどの場合は、この限りではありません。)

いずれにしても「この生徒さんは事情を知っているから欠席の連絡はしなくてもいいですよ。別の生徒さんはよく事情が分からないから必ず連絡をしてください。」といったあいまいなことはできないのです。

また、欠席の連絡については、ずる休みの可能性がありますので、生徒さん本人からの連絡は認めないことにしています。「あの生徒さんは真面目だから本人の連絡でOKにするけど、この生徒さんはずる休みしそうだから本人からの連絡は認めない!!」といったことをすれば、不公平に思うでしょうから生徒さんによって対応を変えることはできないのです。

塾を開校したばかりの頃は、「自分が可能な限り融通のきく対応をしていこう!」と考えていたのですが、「融通がきく」ということは、「例外がある」ということにつながってしまうので、結局不公平が生じてしまうのです。

当塾のような規模の小さい塾でもルールが必要なのですから、規模が大きい組織になるとルールでがんじがらめになってしまうのは仕方のないことなのでしょう。

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