勉強の動機

今日は生徒さん達が12月に受けた模擬テストを返却しました。見ていて面白いのは、どの子であっても、テスト結果を受け取る前はワクワクした顔をしているということです。もちろん結果を見た後は、成績の良かった子は喜び、悪かった子はがっかりしています。そんな様子を見ていると、自分が中学生だった頃どういう気持ちでテストの結果を受け取ったのかを思い出してしまいました。

私が中学生だった頃は、年に2回中学で業者テストを受けていました。学校の定期テストでは学年の順位が出なかったのですが、その業者テストでは学年の順位が出るのでいつも結果が返却されるのを楽しみにしていました。

なぜ、テストの結果が楽しみだったかというと、やはり自分が頑張ったことが結果に表れるというのがうれしかったんだと思います。これは勉強に限らず、スポーツでも何でも自分が頑張ったことが良い結果につながるということは、励みになります。

「何のために勉強するのか?」ということを考えるときに、既に明確な目標がある人はそれを実現するための手段として勉強するという理由付けができると思うのですが、そのような人は、中学生の段階では少ないと思います。

小学生や中学生の段階では、「テストで良い結果が得られるとうれしいから勉強する」というのは動機として認めてあげてもいいと私は思います。例えていうなら、「良いタイムを出したいので走る練習をする」というのと何も変わらないですよね?

ゲーム感覚でテストを受けるのを楽しむことができる人は、いやいやテストを受けるよりも間違いなく良い結果を得られるでしょう。どうせ勉強をするなら自分が楽しいと感じられるように(=良い結果が残せるように)勉強していきましょう。

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