私が学生だったとき、数学の問題を、標準的な解法ではなく、面倒な計算をしたり値を適当に代入して強引に答えを出すことを「力業で解く」と言っていました。
もちろんエレガントな解法がぱっと思い浮かんですらすらと答えが出るのであればその方がいいのですが、数学の試験では時間に追われがちです。
そんな時、「とりあえず答えだけでも出そう」という意気込みが欲しいですね。
去年塾に入ったばかりの子が模擬試験を受けたとき、解答欄の一部を埋めずに解答用紙を提出していました。
試験が終わったときに理由を聞いてみると、「わからなかったから」ということでした。
なんともあっさりとした理由だったので拍子抜けしたのですが、解答欄には必ず何か書くように言っておきました。
どうせ試験を受けるのであれば、やっぱり結果に執着しないとだめですね。
実力がないならないなりに一生懸命もがくことをしないとだめだと思います。
数学でも英語でも最後まであきらめてはいけません。
最善の策が見つからないときはすぐに次善の策を考えましょう。
そうすることで臨機応変に物事に対処できるようになってきます。